不妊: 2007年2月アーカイブ

不妊

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不妊とは?
「妊娠を望み、普通の性生活があるのに2年たっても妊娠しない状態」が不妊の定義とされています。心身ともに健康な人も、産婦人科を受診したら「不妊症」と診断を受けます。不妊治療の始まりは不妊の原因を探すための検査からですが、原因がどちらにあるかがわかることで二人とも傷つきます。夫と妻がそれぞれの男性性、女性性に自信をなくしてしまうこともあります。

また、治療を進めていく中でも様々なストレスが発生します。「不妊治療は一回で終わり」というものではなく、妊娠するまで何度も何度も繰り返していくものです。「頑張れば、妊娠できるはず!」と思っている場合、妊娠していないとわかる度に無力感に陥ったり、周囲の応援や期待、不用意な言葉によって逆に落ち込んでしまったりします。


不妊への対応
不妊治療の現場でも不妊治療をする上でのストレスは常識となっており、「不妊カウンセラー」やカウンセリング担当者を設置する医療機関が増えています。カウンセリングは医学的な処置ではありませんが、ストレスを和らげ、実は治療に前向きに取り組みながらも同時に持っているかもしれない不妊治療への否定的な気持ちを表現することによって大きな心理的サポートになると考えます。

また、パートナーと不妊を共有することはとても大切なことです。例え、不妊の原因が夫の側の問題であっても、実際の治療を受けるのは女性です。不妊治療を進めていく中では夫婦間の子どもに関する考え方や将来設計の違いなどが浮き彫りになり、夫婦の問題が浮上することも少なくありません。その場合は夫婦同席のカップルカウンセリングをお勧めします。


不妊治療をする中ではとにかく妊娠をすることしか見えなくなってしまいがちですが、どうしても妊娠しない時には治療をやめる勇気も必要です。道は一つではありません。トップページでお話したように、人が一生を生きていく中ではそれぞれの発達段階ごとに発達課題があります。成人期の発達課題は「世代性(generativety)」です。「世代性」とは、単に子供を生んで育てるという意味だけではなく、次の世代の子どもたちのためにより良い世界をつくり、維持していこうとする愛他心のことでもあります。一度の人生で子供にかわって次の世代に何を残せるのか伝えるのかを考えてみましょう。

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